リゾートワールド・マニラ
Resort World Manila
フィリピンの首都マニラの空の玄関であるニノイアキノ国際空港の第3ターミナルにほぼ隣接しているカジノ。
2009年8月にオープン。2017年6月に発砲放火事件がカジノ内で起こり36人もの犠牲者が出てしまった場所でもある。
この事件をきっかけにフィリピンカジノ全体の警備体制がグンと底上げされた。
リゾートワールド・マニラ体験記
マニラから帰国する日、チェックアウトを12時にしたものの帰国便が夜だったので、空港近くのリゾートワールドへ行ってみました！
マニラは渋滞がホントに多くて、何分で空港に着くかが予想しにくいので、早めに周辺に移動しておくという意味でもリゾートワールドは観光客にうってつけの暇つぶしスポットだと思います。
カジノのクロークでスーツケース等の荷物も預かってくれるので有難い存在です。
（2018/5訪問時の情報）
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無料シャトル
リゾートワールドでは現在ニノイアキノ国際空港の第１、第２、第３の各ターミナル発着のシャトルサービスを展開しています。
主要国際線の離発着がある第３ターミナルはだいたい３０分おき、ジェットスターなどのLCCが乗り入れる第１ターミナルはだいたい１時間おきにバスが運行しています。
ただし、空港発便を利用するには、リゾートワールド併設のホテル（Maxims, Marriott, Belmont, Holiday Inn Express）、または Sheraton, Hilton, Okura, Savoyの何れかに滞在予定であるか、併設シアターの当日チケット予約がある人しか利用できません。
また、リゾートワールド発便を利用する場合には、リワーズカードの提示が必要になります。
この他、リワーズポイントを20ポイント貯めてカジノ内のキオスク端末でシャトルサービスのバウチャーを発券することで、市内１０カ所以上から発着しているシャトル（バン）を利用することも可能です。
詳しくは公式サイトのシャトルスケジュールページを参照ください。
※どの路線も乗客がある程度集まるまでバスは発着しないため、待ちが苦手な人はGrabCar/タクシーを利用するのが１番です。
Grabについてはこちらの記事『マニラ市内の移動はGrabが超便利』に詳しく書きましたので是非参照してみください。
目安として、Grabで空港からリゾートワールドに行く場合の目安料金は第３ターミナルの場合約80～130ペソ（5～10分）、第１ターミナルの場合180～250ペソ程度（10～20分）となります。（交通状況や時間帯により異なります。）
リゾートワールド・マニラ シャトル発着場所
歩ける距離なのでは？・・・リゾートワールドから第３ターミナルは地図で見ると道路を挟んですぐ隣。
シャトルバスなんか使わなくても歩いて行けるんじゃないの？と思っていましたが、道路を渡る歩道橋がなかなか遠く、旅行ケースを転がして移動する距離ではないかなぁという印象です。
リュック一つの身軽な旅行者であれば徒歩でも全く問題ありませんが、タクシー料金も格安なので乗った方が楽チンです。（ぼったくりに合わないようにGrabアプリを使いましょう。）
Wi-Fi環境
カジノエリアのWi-Fiは問題ありませんでした。
速度はまぁまぁ。
ニューポートモールのレストラン街の方はほぼ繋がらないので、持参したWi-Fiルータ等を利用しないと暇つぶしに困るかも。
（もしかしたらカフェやレストランでフリーWi-Fiを提供しているところがあるかも？）
レストラン・カフェ
レストランやカフェの数はマニラのカジノの中でナンバーワン！
吹き抜けが明るくて気持ちいニューポートモールには、マクドナルドやスターバックス、シーフード、イタリアン、和食、中華、あのアカデミー賞で有名なウルフギャングまで、１階から３階まで沢山のお店が並び、よりどりみどりで選ぶのが大変なほどです。
今回わたしは、Fiery Style（ファイヤリースタイル）というメキシカンっぽいレストランに入ってみましたが、接客サービスもとてもよく、味も美味しい上に値段がとっても安くて大満足でした。
リワーズカード
リゾートワールド・マニラのリワーズカード（会員カード）は、もちろん無料で作れます。
そのう上、入会するだけで300ペソ分のクレジット（スロットゲームで使える）、BAR360というところで使えるクーポン、オリジナルボールペン（液晶タッチヘッド付）が貰えちゃうので、１度だけの訪問の方や高額ベットしない方も是非作ってみてください。
※すでに同系列のResort World Genting/Singapore、Star Cruiseの会員カードをお持ちの方は作成不要かもしれないのでスタッフに聞いてみて下さい。
クーポンやボールペンが貰える
ステータスランクは取得ポイントに応じて、クラシック、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5段階順にランクアップし、ダイヤモンドがVIPクラスに該当します。（ただしVIPダイニングエリアはゴールド以上で入場できます。）
【作成方法】
メインエントランスから入って正面、円形のバー（Bar360）の裏にあるカウンターで作成可能です。
海外からの観光客がとても多いカジノなので、入り口付近でキョロキョロしているとすぐにスタッフが「カード作りますか?」と話しかけてくれ、丁寧に案内してもらえます。
パスポートを渡して待てば一人あたり５～１０分弱で完了します。
最初はクラシックからスタート。
表面に名前とパスポート写真がプリントされます。
【ポイントの貯め方】
テーブルゲームをプレイする際は、現金をチップに交換してもらう際に一緒にカードをディーラーに渡します。（手渡しはNGです。テーブルの上においてください。）
プレイしている間にポイントを入れて戻してくれます。
スロットゲームをプレイする際は、お金やバウチャーを入れる前に会員カードを差し込めばOKです。
プレイ後に残金がある場合は、キャッシュアウトすると会員カードとは別にバウチャー（レシートの様な紙）が排出されます。
次のマシンで遊ぶ場合はカード、バウチャーの順に挿入し、現金化する場合はキャッシャーにバウチャーを持っていきましょう。
現金化はカジノエリア内にいくつか配置してある換金機でも出来ますが、札で払い出せるキリのいい額じゃないと「対応できません」というエラーになるのであまり使えません。
また、ゲームプレイ以外にもレストラン・カフェやショッピング、ホテル宿泊費の支払時にもカードを提示すればポイントが貯まったり各種割引サービスなどが受けられることがあるので、必ず支払い時には先にカードを提示しましょう。
ショッピング
カジノエントランス近くには高級ブランド店が並んでいます。
ニューポートモールエリアは、モールという名前で買い物を中心としたショッピングモールを想像していましたが、実際には店舗の大半は飲食店で、普通のショップはほぼ入っておらず、The BODYSHOPやThe FACESHOP、スポーツブランド店などが少しある程度でした。
せっかく空港に近いんだからKULUTURAのようなフィリピンのお土産屋さんとかを入れればいいのにな・・・と思います。
市内にあるショッピングモールの様なものを想像して行くとガッカリしてしまうかもしれません。
カジノ
カジノエリアは人が多く賑やかでした。
空港近くなのでほぼ外国人観光客なのかな？と思っていましたが、マニラの他のカジノ同様にここも大半はローカルのフィリピーナ客で、次に中国人客、その他の国の方が他のカジノよりはいるかな？という程度でした。
カジノエリアは全席喫煙OKのようです。
あまり天井が高い造りではないので、非喫煙者にはちょっと煙たい感じもします。
それを消すように甘い香りを振りまいていて、ちょっとその匂いが苦手でした。
マニラの他のIRもそれぞれ香りで雰囲気づくりをしていますが、香水等が苦手な人には逃げ場がなくてつらいです。。。
マニラの他のカジノと決定的に違うのが、ビンゴゲームがとても盛んなことです。
Bar360という中央にあるバーを中心にビンゴ会場になっていて（夕方5時ごろまでで終了）、年配のフィリピーナ達がマーカーを片手にくつろぐ光景は他のカジノIRでは見かけない気がします。
ビンゴの時間が終わるとビンゴ会場はステージに変わって歌が上手なお姉さんたちが踊ったり歌ったりショーが始まります。
スロットの機種はやはり古めで、エンターテイメントシティーの他のカジノと比べてしまうとどうしても物足りなさがありました。
テーブルゲームは、ここもバカラが一番多く、マニーウィール（Money Wheel）やシックボー（Sic Bo/大小）も人気でした。
ミニマムベット額は他のカジノと同等で、100ペソや200ペソで遊べるテーブルも結構ありました。
ミニマム100・200あたりは人が多く席の埋まりが90％、1000だと30％、2000・3000だと10％以下といった感じでした。
ドリンクはテーブル・スロットに関係なく、無料サービスでウェイターが配り歩いています。
エンターテイメント
ミュージカル等を楽しめる常設シアターがある他、映画館もあるので飛行機待ちの暇つぶしには最適です。
今回の訪問では映画館で『デッドプール2』をアンリミテッド・ポップコーン＆ドリンク付きの豪華シートで見てきました。
普通のシネマ2～4の上映はだいたい270ペソ、シネマ1は全て上述したウルトラ席になっていて530ペソと高額ですが（といっても1000円くらい）、足をゆったり伸ばせる快適なリクライニングシートになっており、予告が始まるとペットボトルジュースと大きなポップコーンボックスが配られ（チーズ味とバター味が選べる）、さらに上映中いつでもボタンを押せば追加でジュースとポップコーンが貰えるというVIPな仕様になっています。
（と言っても、かなりの量があるのでおかわりする人はなかなかいないと思います）
サウンドもとっても良くて、日本のどこの映画館より快適でした。
映画館はニューポートモール最上階
アンリミテッド・ポップコーン＆ドリンク席がオススメ
ホテル
今回の滞在ではこちらには泊まりませんでしたが、マキシムズホテル（Maxims）、マリオットホテル（ Marriott）、ベルモントホテル（Belmont）、ホリデーインホテル（ Holiday Inn Express）が併設されているほか、近々日本からもホテル・オークラがリゾートワールド・マニラにホテルをオープンさせる見込みとなっており、空港から近いので入国直後や出国直前の滞在などに最適だと思います。
ただ、リゾートワールド・マニラ以外に主だった施設がなく、常に渋滞して車や飛行機の騒音があるエリアなので、中長期滞在には不向きかと思います。
個人的には滞在中は海を眺めながら散歩とかしたいタイプなので、超短期滞在でなければマニラ湾沿いのエリアを選択すると思います。
周辺情報
空港第３ターミナルまですぐ、第１ターミナルまでも車で１５分程度。
ボニファシオグローバルシティエリアやエンターテイメントシティまではともに渋滞を加味して30分程度の位置になります。
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