スマホやタブレットが普及した昨今、観光地の情報を確認したり、メールを確認したりと、旅行先においてもインターネット接続は必要不可欠なものとなりました。
ホテルやレストラン、ショッピングモールやカフェの至る所でFree Wi-Fiが飛んでいて、特にモバイルルータやその国のSIMカードを用意しなくても困らないという国も多くなってきましたが、マニラのネット環境はどうでしょうか。
(以下は2018年5月時点での情報となります。)
東南アジアではワースト1位?
シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、ラオスと中期滞在旅行を重ねてきた私個人の体感で言うと、マニラのネットインフラはとても悪いです。
無料のWi-Fiスポットの数はそこそこあるのに
ショッピングモールやアミューズメント施設等はほぼWi-Fiスポットを完備しています。
ただし、ログイン時に携帯電話番号の入力を求められ、その番号にSMSでログインパスワードが送られてくるという方式を取っているスポットが多く、この場合はフィリピンでSIMを購入している人や、グローバルSIMを使用している人しか利用することができません。
旅行客の多いカジノにおいては誰でもアクセスできるWi-Fiスポットが用意されていますが、カフェやレストラン独自でフリーWi-Fiスポットを用意しているという所もあまり見かけないため、外出中に使えるWi-Fi環境を探すのはなかなか困難です。
宿泊施設のWi-Fiは普通
どこのホテルや民泊もFree Wi-Fiがあるのは当たり前になってきています。
これはエリアや部屋の位置にもよるので一概には言えませんが、簡単なメールチェックやネットサーフィンならどこの宿泊施設でも問題無くできると思います。
ただし、通信スピードは3G通信並みかそれ以下といった印象。
日本でサクサク動くスマホゲームであってもマニラでは諦める必要があるかもしれません。
市内の3G回線は激重
SIMカードを購入して使用する場合や、モバイルルータをレンタルしていく場合には、3G回線を使用することになります。
一応LTE対応エリアもあるらしいのですが、まず掴むことはないと思っておいた方がいいでしょう。
そして3G回線はとんでもなく重いです。
テキストを読む程度なら問題ありませんが、地図を開いたり、画像が多いページの閲覧にはかなりの時間を要したり、エラーで開けなくなってしまいます。
Wi-Fi環境がなくても現在地がわかるオススメ地図アプリ
地図が重くて開けないというのは慣れない旅行先では致命的です。
地図を見る場合には、あらかじめ日本国内でMaps.me(旧:MapWithMe)というアプリをインストールしておき、滞在エリアの詳細マップをダウンロードしておくことをお勧めします。
GPS機能さえONにしておけば、Wi-Fi接続していなくてもリアルタイムに現在地を示してくれますし、エリアを絞って詳細地図のダウンロードが出来るため容量も最小限ですみます。
また、ピン機能も充実しているので、予め行く予定の場所、滞在ホテル等に印をつけて保存していくととても便利です。
GoogleMapもGPSだけで動きますが、こちらの方が起動がサクサクでピンが刺しやすく使い勝手がいいです。
まとめ:マニラではフリー Wi-Fiだけに頼れない
カジノやホテルのWi-Fiは簡単に使えますが、ショッピングモール等のWi-FiスポットはSIMカード(SMSを受信できる電話番号)が無いとログインできないものが多く、外国人観光客向けとは言えません。
またカフェやレストランが独自でWi-Fiスポットを提供しているところはまだまだ少ないです。
国内からモバイルルータをレンタルして行くか、到着ロビーでSIMカードの入手するなど、フリーWi-Fi以外の通信手段を確保しておくことを強くお勧めします。