オンラインカジノの話を口にすると必ずと行っていいほど聞かれるのが「でもニュースで逮捕とかやってたよ?大丈夫なの?」ということです。
確かに2016年3月に海外のオンラインカジノで遊んでいた日本人3名が逮捕され、大きくニュースで取り上げられました。
でもこれ、「逮捕」しただけであって「有罪」ではないんです。
逮捕=有罪ではありません。
怪しいから逮捕して、その後詳しく取り調べて判決が下るのです。
このニュースのその後の報道はネットでは小さく取り上げられましたがテレビニュース等では一切報道されなかった様に記憶しています。
逮捕された3名のうち2名は、裁判沙汰が面倒なので略式起訴で手を打ってしまいましたので、数十万円の罰金を支払っています。
略式起訴というのは検察側の判断だけで有罪とみなして「罰金払えば帰っていいよ」っていうモノです。
時間と費用がかかる裁判を考えると多くの人がこちらを選択してしまうでしょう。
でも今回の件では、3人中1人だけこれに立ち向かい、不起訴を勝ち取りました。
不起訴=無罪 です。
有罪にする法律が無い以上、無罪なのは明らかでしたが、こうして実際に逮捕されたのに不起訴となったというのは今回が初だったため、オンラインカジノ界では大ニュースとして取り上げられました。
でもテレビや新聞での報道は皆無でしたね。
なので一般の方々の間では「逮捕された」というニュースしか耳に入ってこず、相変わらず「海外オンラインカジノは違法」という認識が定着してしまいました。
カジノを合法にしたくない、カジノを遠ざけたい、パチンコを存続させたい、という組織の力の様にも感じてしまいます。
今回のこの一連の流れで、海外の大手オンラインカジノ会社(ベラジョンやジパング)は「次に逮捕者がでるようなことがあればこちらも裁判で戦う準備がある」という趣旨の声明を発表しています。
法に則って運営しているカジノ会社側からすれば当然です。
このような声明を出してくれるのはユーザーとしてとても安心ですね。
実際にこの不起訴ニュースがネットで流れてから、日本の海外オンラインカジノユーザーは一気に増えました。
「やってみたいけど本当に違法にならないのかちょっと不安」という人たちが一斉に登録したのだと思います。
というわけで、現行の日本の法律では海外オンラインカジノで日本人が遊んでも違法ではありません。
もちろん今後の法律改正でどうなるかはわかりませんが、その時はテレビ等でも大きく報じられるはずですので、それまでは安心してプレイしてください。